【参戦レポート】一歩踏み出して。ギャラリーからエントラントへ。

2019/04/28 第3回グッドサンデーレーサーズ@本庄サーキット
クラス2 ゼッケン96 堀ノ内 哲史 選手

Good Sunday Racersを知ったきっかけはSNSだったと思うのだが・・・近場の本庄サーキットで空冷鉄フレームのレースをやるって話には興味を惹かれたコトだけは覚えている。
第一回、二回ともギャラリーで観戦し自分と同じZで全力で走るレーサーに尊敬にも近しい感情を覚えたモノだ。

さてそんなGSRの第三回に参加させてもうことになるとは・・・ギャラリーしていた頃の俺には夢にも思わなかった事態であろうて(笑)

今年の正月くらいに、たまり場にしているカフェ(?)でコーヒーを啜っているとGSR運営スタッフの方がイベントカレンダーを店のマスターに届けに来た。
その方と少々お話をする時間があったのだが・・・数日後、内心参加を決めていた(笑)

因みにサーキット走行は体験走行レベルしか経験無く、ツナギを含む装備も持ってない。
素敵なほどに0からのスタートである。
そんなワケで、ド初心者の準備&体験をレポートとして書かせて頂きます。
バイクの腕も文才もイマイチな具合をご愛嬌と笑って頂ければ幸いです。

とりあえずまずはレース経験豊富なツテを頼りに、俺の着れるツナギは無いものか・・・と探してみたらあっさり見つかってしまった。
こうなると後は勢いであるw。ヤフオクとアップガレージ巡りをしているうちに装備は揃い、パドックでのメカニックはレース経験者の友人が引き受けてくれた。
後は車体をレースレギュレーションの為に小加工。
ワイヤリングにオイルキャッチタンク、それとゼッケンプレートの手配はアマゾンでw因みにゼッケンプレートは手書きであるww
普段街乗りの状態からの小変化で参加出来るレースというのも魅力的、俺みたいな超初心者には特に。

後はレースを待つばかり・・・といったタイミングで主催の樋口さんからのお誘いで本庄サーキットの練習走行に参加しておくことに。
・・・因みに大荷物背負ってバイクで自走で(笑)

二本程走ってみた感想としては・・・ヘアピン旋回中のフロントグリップをどこまで信頼していいか感覚が解らず、それと車高不足からのバンク角不足。
本戦前に走っておいて良かった。急いでリヤショックの延長アダプター発注と少しでも不安感を減らすためフロントタイヤを新品交換・・・因みにツーリングタイヤであるw

そして迎えたレース当日。
ちなみに当日も自走(笑)

流石に緊張感が漂うものの、終始笑顔が絶えぬ雰囲気が良い。
借り物テントの初心者ブースにはふざけた外装の俺のZがポツンと一台。
まわりのテントでは発電機とタイヤウォーマーがフル稼働。
・・・正直羨ましい(笑)
無いものネダリは今に始まったコトでは無いので初心者はナチュラルウォーミングで慎重にタイヤ温めつつ練習走行。

練習走行中、スパッと結構な速度差の一台に抜かれた。
TOTでお馴染みの上田さんがライドする主催の樋口さんのZ2だった。

なんで初心者クラスに上田さん走ってんねん、という突っ込みは後回しにしてw何か得られるモノは無いか、と走り去る後姿を追っていたが・・・
速すぎてなんの参考にもならず(・◇・)
流石のトップライダーである、リスペクトなのであるw

経験不足からタイヤの空気圧も手探りでアレコレ試して自己ベストは更新出来た。

今回の目標としては『転ばず壊さず自己ベスト更新』が目標。順位は二の次、何より楽しんで走りたい。
しかしサーキットを走るというのは異質なモノで峠を走るのとはまったく違った感覚で・・・

常に誰かに見られているのである、遅かろうが速かろうが。子供の頃、学芸会に舞台に立たされた気分を思い出した。

とはいえ走り出してしまえばソレはそれ。
あっという間に走るコトに集中しバイクをコントロールすることに没頭出来る。
当たり前ではあるが公道とは違い対向車も無くブラインドコーナーも無い。
そしてコース内は端から端まで自分の車線である。

バイクを愛するのならこの感覚は唯一無二ではなかろうか。

初めてのレースで必死だったのか集中していたからなのか、あっという間の一日だった。

幸いにしてトラブルも無く心地よい疲労感が何とも言えない満足感を感じる。自己満足できれば十分でしょw

いざ終わってみれば・・・アレコレと考える。
もっと練習してもっと研究してバイクをアップデートして・・・
いざ終わってみれば・・・欲が湧きまくりである(笑)

この欲の塊が上手いこと転がって、数か月後の日曜日にまた大荷物背負って本庄サーキットに行けたら幸いなのである。

そんな感じで・・・初レースを体験した初心者のレポートとさせて頂きます。
参加を迷っている方の参考なり後押しになってGSRがもっと盛り上がってくれれば有難いなぁ。